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私は、趣味としてピアノを長い間続けています。
(詳細は、「cotouのピアノ歴」を参照してくださいね。)
今回は、私がピアノを習って、また趣味として細く長く続けていることで、「よかった!」と思う10のことをご紹介したいと思います。
- これからピアノを始めようかな
- 子どもにピアノを習わせてみようかな
- ピアノの練習をやめたくなっちゃった…
こんな気持ちで迷っている方たちの参考になれば幸いです。
ピアノを習ってよかった、続けてよかったと思う10のこと
1.一生の友達ができる
これは、習い始めのグループレッスンで仲良くなった友達のことです。
レッスンは通っていた保育園の施設で行われていたものですが、彼女は同じ保育園ではありませんでした。でも、自宅は比較的近かったので、保育園を卒園した後も一緒に通う事ができました。
特に、小1のとき、学校が終わってからレッスンに通う道のりが少し遠かったため、一緒に通ってくれる彼女の存在は大きかったです。
(彼女がいなかったらそこで挫折してたかもしれませんから)
彼女とレッスンで一緒に過ごしたのは年長、小1の2年間のみですが、今でもたまに近況を報告し合う仲。一生の友達ができたと思っています。
2.頑張る力がつく
ピアノってある程度までは、練習が報われる楽器だと思います。
まず、楽譜の音符を読むことから始まって、実際に指を動かして、ワンフレーズ、8小節、1ページと、どんどん自分の指からメロディが生まれる。
どうしても、うまく弾けずにつまずいてしまうところを、ゆっくり弾いたり、リズム練習したりと、何度も何度も繰り返して、力を抜いて深呼吸して、また同じことを繰り返して、ようやくなめらかに弾けるようになります。
弾きやすい指の使い方を見つけて、「ああ、こうすればよかったんだ!」と自分なりの発見をすることもありますね。
ピアノは、頑張れば頑張るほど得られる達成感が大きいと思います。
そうやって、何度も繰り返す「頑張る力」は、ピアノだけには留まらない、自分の大きな宝物になります。
3.「得意なもの」ができ、積極的になれる
習い始めは、誰だってピアノが得意なわけではありません。でも練習を続けて1曲1曲弾けるようになると、少しずつ自信がついてきます。
私は、学校の通知表で毎回「もっと積極的に自分の意見を言えると良いですね」と先生からコメントをもらうような、少し引っ込み思案の子どもでした。
しかし、こと音楽、ピアノに関しては、得意なものとして発言でき、小学校高学年にもなると、学校の音楽祭の伴奏など、自分から手を挙げて「やりたいです」と言えるようになりました。
4.人前に立つ経験ができる
ピアノの発表会って、とても緊張します。人がたくさんいて、しかも、シーンとしていて、その中でひとりで楽器を演奏するというのは、なかなかできない、そしてとても大変な経験です。
ピアノ教室によって、発表会が年に1回もしくは2回開催されていたり、ミニコンサートのようなものが数回行われていたりと様々ですが、私が習っていた教室は年に1度、地元では大きものホールで行われているものでした。
ですので、発表会といえば、私の中では最重要イベントでした。
「長い間積み上げてきた成果を人前で発表する」
「どうやったら、発表会までに上手に弾けるようになるだろう?この曲への思いが伝わるだろう?」
そんなプロセスを通して、コミュニケーション能力が鍛えられ、度胸がついたと思います。
だってあの静粛な空間といったら、自分の心臓の音が聞こえそうなくらいですから。
そんな体験をしているので、ざわざわした教室で人前で話すことなど、それほど大変ではないと思えたのです。
5.喜んでくれる人がいる
これは、特にレッスンに通っていたころの話。
私がピアノを練習して、上手に弾けるようになると、母がとても喜んでくれました。
母は他界しましたが、今でも「この曲、母が好きだったな、喜んでくれているかな?」と感じながら練習しています。
自分がピアノを演奏して喜んでいる人がいてくれることは、大きな喜びです。それと同時に、練習を頑張るモチベーションにもなります。
そして、私自身も、子どもが音楽教室に通っているので、上達することを喜んであげられる、子どもにとってそんな存在になれたらいいなと思います。
6.歌が好きになる
ピアノを習っていると、ソルフェージュなどで音感を鍛える練習をしますので、音程を外さずに歌えるようになります。
「音程を外さない」という自信は、歌が好きになることにもつながりますよね。
音楽の授業で歌うのはもちろんのこと、カラオケで友達と楽しんだり、ストレス発散したりと、歌が好きであることのメリットは大きいと思います。
最近感じたのは、歌は子育てにも役立つということ。泣いてばかりの赤ちゃんと24時間一緒にいると、「とりあえず歌っておくか」で救われることは少なくないです。
もちろん、子どもが歌を楽しめる年齢になれば、一緒に歌って楽しめますね。
7.ピアノに集中することで、他のことを忘れられる
これは、社会人になってから感じたことです。就職して、仕事をしていると、いろんなことで悩みも多くなります。それは、仕事内容であったり、人間関係であったりと様々でしょう。
そんな忙しく悩みの多い生活の中でも、ピアノを練習する時間だけは、そんな日常のもやもやを払拭することができます。
途中で止まらずに弾くこと、音をきれいに出すこと、そんな単純な思いが心の中を浄化してくれるような気がするのです。
ですので、ピアノの練習は大人のストレス発散にもおすすめです。
8.話題づくりのきっかけになる
私は働きはじめてから、仕事の都合で何度か海外に長期滞在したことがあります。
そこで初めて出会う人々と話す話題に困ったとき、音楽の話題を投げかけることが助けになるときがありました。
「あなた、ピアノ弾けるの?私もギターをやるんだけど…どんなジャンルが好き?」
というように。
ときには、
「どこかピアノを弾ける場所を知りませんか?」
と尋ねてみると、その方がスタジオなどを紹介してくれたこともありました。
そんな触れ合いの中で感じたことは、外国(とりわけヨーロッパ)では、ピアノや音楽に対する考え方が日本とは少し違うということです。
私は大学受験のときにレッスンをやめてしまいましたが、ヨーロッパの人は、勉強とピアノを天秤にかけたりするのではなく、もっと生活の一部として楽しんでいるような気がします。意識を高めたり、教養を高めたりするための、例えば読書のような感覚です。
高い技術が必要な曲が弾けなくても、ピアノを楽しむことは、コミュニケーションツールとして役立つことがあるのだと思います。
9.普段の生活以外で友人ができる
私は、社会人ピアノサークルに所属しています。定期的に集まって、それぞれピアノを演奏し、その後、飲み会という流れ(最近は、社会的情勢により練習会の開催は見送られていますが)。
そのピアノサークルは、ただピアノが好きという人の集まり。自分とは年の差が離れた方や、全く異なる職種の方など、ピアノをしていなければ絶対に出会わなかったであろう人々と知り合うことができました。
その方たちの演奏を聴いたり、web上で音楽の話題を話し合ったりするのは、本当に楽しい。
自分とは違う音楽との関わり方に刺激を受けるので、より音楽を楽しめています。
10.継続は力なり
たとえ細々とでも何かを続けることで得られるものは一生の宝です。ピアノは、一度頑張って音感を身に付けておけば、何かの都合で、一時期ピアノと離れる時期があっても、少し練習をして感覚を取り戻すことができます。
そして、「音楽っていいな♪」って、ほっとできるひとときが得られます。
ずっと続けられる趣味として、ピアノは最適です。
まとめ
ピアノを続けることの意義は、もっとたくさんあると思いますし、人によって「よかった」と思えることは異なるかもしれません。
けれど、ピアノのメリットは続けるためのモチベーションにもなります。
もし、今
「ピアノを弾くことをやめたい」
「ピアノを手離そうかな…」
と思っている人がいたら、私は、
「ちょっと待って」
と伝えたいです。
ピアノの楽しさや音楽をする意味を実感する前にやめるのはもったいないと思います。
自分なりの「ピアノを続けてよかった」ことを発見できたらいいですね。
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