アルペジオ(アルペジョ)とは?ピアノでの弾き方と練習のコツを経験者が解説

ショパンのノクターンやドビュッシーの「月の光」を聴いたとき、左手が波打つように流れる音の動きを「綺麗だな」と感じたことはありませんか?あの、水面を撫でるような流れのある音の動きがアルペジオです。

私がピアノを習い始めた頃、アルペジオという言葉を初めて聞いたのはブルグミュラーの曲に取り組み始めた頃だったと思います。「アルペジオ的な動き」が出てきたとき、先生から「ハープのように」と言われて、初めてその言葉の意味がわかった記憶があります。

クラシックピアノを学んでいると必ず出てくるアルペジオですが、「なんとなく知っているけど正確にはわからない」という方も多いと思います。この記事では意味・使われ方・弾き方のコツまで、経験者の視点からお伝えします。

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練習曲リスト

番号 曲目 作者
1 第九 歓びの歌 ベートーヴェン
2 組曲惑星より ジュピター ホルスト
3 別れの曲(練習曲作品10の3番より) ショパン
4 なごり雪 伊勢正三
5 遠き山に日は落ちて(交響曲第9番第2楽章より) ドヴォルザーク
6 いい日旅立ち 谷村新司
7 トルコ行進曲 モーツァルト
8 結婚行進曲 ワーグナー
9 ガヴォット ゴセック
10 クシコスポスト ネッケ
11 メヌエット ベートーヴェン
12 主よ人の望みの喜びよ バッハ
13 アヴェ・マリア カッチーニ

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アルペジオとは何か

アルペジオ(Arpeggio)はイタリア語で、語源は「arpa(ハープ)」です。ハープがグリッサンド(弦を順番に弾き流す奏法)で豊かな響きを出すように、和音の音を同時に鳴らさず、低い音から高い音へ(または逆に)順番に一音ずつ弾いていく奏法のことです。

日本語では「分散和音」とも呼ばれます。「アルペジョ」と表記されることもありますが、どちらも同じ意味です。

楽譜では、和音の音符にくねくねした波線の記号(∽のような縦線)が付いていることで示されます。この記号が出てきたら「和音の音を下から順番に弾く」というサインです。

アルペジオにはいくつかの形がある

上行アルペジオ(最もよく見られる形)

低い音から高い音へ順番に弾いていく、最も一般的な形です。ショパンのノクターンの左手伴奏(ド・ミ・ソと順番に弾くような動き)がその代表例です。柔らかく流れるような印象になります。

下行アルペジオ

高い音から低い音へ順に流れていく形。上行ほど頻繁ではありませんが、印象的な場面に使われることがあります。

広域アルペジオ(スケールアルペジオ)

1オクターブ以上の広い音域を一気に流れるように弾くアルペジオです。リストやラフマニノフの曲でよく見られ、技術的には難易度が高い奏法です。ドラマチックで壮大な印象を作り出します。

アルペジオが使われている有名なピアノ曲

ショパン「ノクターン第2番」

ショパン「ノクターン第2番」は、左手が1オクターブ以上にわたるアルペジオ的な伴奏パターンを弾き続ける、ノクターンの代表的な曲です。右手のメロディが歌うように流れる一方で、左手が波のように音を刻む。このバランスがノクターンらしい夜の雰囲気を作り出しています。

個人的にこの曲が好きな理由のひとつは、左手のアルペジオが単なる伴奏ではなく、曲全体の「揺らぎ」を作り出しているところです。左手の動きが滑らかでないと、この曲の良さが半減してしまいます。

ドビュッシー「月の光」

ドビュッシー「月の光」は、曲全体を通してアルペジオ的な音の動きが使われており、まさに「光が揺れる水面」のような幻想的な世界観を音で表現しています。一音一音がクリアに、でも全体が滑らかな流れになっていることが、この曲の演奏の難しさであり魅力です。

「月の光」は初中級者が挑戦したくなる憧れの曲ですが、アルペジオ的な動きが全体に散りばめられているため、ある程度手首の柔らかさと音量コントロールの技術が必要です。焦らず丁寧に練習したい曲のひとつです。

ベートーヴェン「月光ソナタ第1楽章」

ベートーヴェン「月光ソナタ第1楽章」は、右手のメロディと同時に、右手の中でアルペジオ的な三連符の動きを弾き続けるという独特の構造を持っています。「ソナタのなかでこんな表現があるのか」と初めて弾いたとき驚きました。ゆっくりに聴こえますが、三連符を均等に、柔らかく保ち続けることが実は難しい曲です。

ショパン「幻想即興曲」

ショパン「幻想即興曲」は、右手も左手も広い音域に渡って音が流れる、ショパンの代名詞的な曲のひとつです。アルペジオ的な音型が超高速で連続するため、技術的な難易度は非常に高いですが、その分完成したときの達成感は格別です。

ピアノでのアルペジオの弾き方とコツ

「手首を柔らかく」が全ての基本

アルペジオが滑らかに弾けない原因の多くは、手首が固くなっていることです。手首が固まっていると、音がぶつぶつと途切れて「水が流れる」感じが出ません。

私が子どもの頃、先生から「手首は泳いでいる魚みたいに動かして」と言われたことがあります。その表現がすごく好きで、今でも手首の動かし方を意識するときにこのイメージを使っています。手首をしなやかに使いながら、音と音のつながりを意識して弾くことが一番の基本です。

1オクターブ超えのアルペジオは「親指のくぐり」が鍵

1オクターブ以上にわたる広域アルペジオでは、途中で親指をくぐらせる(または指をまたがせる)技術が必要になります。スケール(音階)をきちんと練習している人は、この動きが自然にできるようになっています。

アルペジオが苦手という方は、まずスケール練習を丁寧にやることをおすすめします。スケールのポジション移動がスムーズにできれば、アルペジオへの応用はそれほど難しくありません。

まず右手だけ・左手だけで練習する

両手でいきなり合わせると、アルペジオの滑らかさに集中できません。まず右手だけ、次に左手だけで「音が均等につながっているか」を確認してから、両手を合わせる順序が効果的です。

音量を均等に保つ意識

アルペジオで特定の音だけが強くなったり弱くなったりすると、流れが不均一に聞こえます。全ての音が均等な音量で、なめらかに流れているかを意識してください。特に、指が届きにくい小指や薬指が弱くなりやすいので注意が必要です。

アルペジオとトレモロ・グリッサンドの違い

アルペジオと混同されやすい奏法がいくつかあります。

トレモロは同じ音または同じ和音を高速で交互に繰り返す奏法で、アルペジオとは異なります。シューベルトの魔王などで使われます。

グリッサンドは鍵盤を指で滑らせて音を連続的に出す奏法です。アルペジオが和音の音だけを順番に弾くのに対し、グリッサンドは連続した鍵盤を全て弾き流します。

それぞれ出てくる場面と効果が異なりますが、どれも「豊かな響き」を作り出す奏法という点では共通しています。

アルペジオを身につけると弾ける曲の世界が広がる

アルペジオはショパン・ドビュッシー・ラフマニノフなど、ロマン派以降のピアノ曲に特に多く使われる技術です。この奏法を習得することで、クラシックピアノの名曲の多くに手が届くようになります。

最初は「なかなか滑らかに弾けない」という壁を感じると思いますが、手首の使い方を意識しながら毎日少しずつ練習することで、必ず滑らかに流れる感覚が掴めます。焦らず、水を流すイメージで取り組んでみてください。

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