Contents
大人になって初めてピアノを触ってみたり、昔習っていたピアノを再開したという方は多いと思います。生計のための生活ありきで、その他に何とか捻出した時間を使ってピアノを弾くならば、早く上達したいと誰しも感じるのではないでしょうか?
今回は、そんな忙しい大人のためのピアノ上達のコツについてお伝えしたいと思います。
ピアノ上達のコツ① なぜ弾けないかを客観的に知る
あなたが、ピアノが上達したと実感するのはどんなときですか?
- 弾きたい曲を全部譜読みして、一通り弾きとおすことができた。
- 良くなったね!と聴いてくれる人から言われた
- 理想のテンポで弾くことができた
など、人によって様々だとは思いますが、多くの人がピアノが上達したと実感するのは、
「練習中につまずいてしまうフレーズやパッセージを、引っかからずにスムーズに弾けるようになった」
ときではないでしょうか?
上手に弾けない箇所というのは、もちろん「弾きこみが足りないから」「指が動いていないから」などの理由が多く、丁寧にゆっくりと練習することが大切です。
しかし、ゆっくりだとうまく弾けるのに、テンポを上げるとやっぱりうまく弾けないこともあります。そんなときは、他に理由があるのかもしれません。上手に弾けない理由を客観的に知るにはどうしたらよいのでしょう?
「独学のピアノ練習」VS「レッスン受講」 上達するのは?
趣味でピアノを弾いている方は、レッスンに通って先生に見てもらっている人、またレッスンには通わずに独学でピアノを弾いている人のどちらかでしょう。どちらも、本人が真面目にピアノを練習すれば上達はします。しかし、効率良く、あなたの願う目的に近道で到達するには、やはり「レッスン受講」がおすすめです。
独学ピアノよりもレッスン受講がおすすめな理由
私が独学よりもレッスン受講をおすすめする理由は次のとおりです。
自分では気づけない欠点が見つけられる
「どんなに練習しても上手に弾けないのはなぜか?」そんな問題にぶつかったら、第3者の目線から見てもらうことが有効です。
- 姿勢が悪くて、肩や肘に余計な力が入っている
- 譜面に示された指使いが自分の手に合っていない
など、レッスンを受けて先生から指摘されることがあります。姿勢を直すことを心がけたり、力を抜いたりすることで意外にもスムーズに問題が解決することは、少なくありません。
練習方法に道筋が立てられる
また、弾けない箇所に特化したおすすめのリズム練習を教わることも良いでしょう。
ピアノの先生は、もちろんその曲を弾いているでしょうから、その昔先生が練習する中で苦戦した経験もあったと思うのです。経験者に克服方法を教わることで、うまく弾くための早道を歩むことができます。
- 「その部分は片手だけで、こんな練習をしてみて」
- 「そのフレーズはこんなリズム練習が効果的だよ」
百戦錬磨の先生の力を借りて、効率良く弾けるようになりたいですね。
ピアノ上達のコツ② 弾けないところだけを部分練習する
上手に弾けない部分とその理由が分かれば、あとは練習あるのみですね。
私自身にも言えることなのですが、曲が弾けると楽しいので、どうしても自分の弾ける箇所だけを何度も弾いてそこで満足してしまいがちです。
しかし、練習しなければ、弾けない箇所は弾けないまま。
いつまでたっても曲が完成することはありません。ましてや、趣味としてピアノを練習されている方は、ピアノを練習する時間にも限りがあるはずです。弾ける箇所をいつまでも弾いているようなそんな悠長な時間はありません。
効率良く上達したいなら、早く曲を完成させて次の曲へ進みたいならば、たとえ気が進まなくても、練習が多少つらくても、まずは弾けないところから練習を始めましょう。
ピアノ上達のコツ③ ピアノ上達速度は気持ちに左右される
「弾けない箇所と理由を把握して、弾けない箇所を重点的に練習する」のが効率の良いピアノ上達のカギだと述べました。
とはいっても、それじゃ楽しめないよと感じる方もいるでしょう。というわけで、ピアノ上達のコツの3つ目として、気持ちの在り方についてお伝えしたいと思います。
ピアノの練習だけではなくどんな分野においても、上達速度はモチベーションの持ち方に左右されます。
弾けない箇所だけ部分練習するのは楽しくない、と感じることがあったら、次のようなマインドを持つように心がけてみてください。
「ここさえ克服できれば曲は完成する!」
壁にぶち当たったときに、逃げるのは簡単。でも克服すれば、曲は完成するし、さらに弾けるようになることで自分への自信にもつながります。つまり、弾けない箇所があることは、飛躍的にピアノが上達するチャンスなのです。
片手のみの練習、ゆっくり丁寧な練習は、地味で単純ですが、その積み重ねが上達への早道。地道な練習を楽しくできるようなマインドコントロールが最大のカギと言えそうです。
「この曲の次に弾くのはどれにしようかな?」
「今はこの部分に引っかかってまだ曲はできていないけど、この曲が完成したら次はどんな曲を弾こうかな?」
そんな思いも、ピアノ上達へとつながります。弾きたい曲が多ければ多いほど、そのステップとなる地道な練習は、レパートリー増加への確実な一歩です。
「ベートーヴェンもかっこいいけど、おしゃれなドビュッシーにもトライしたい♪」
いろいろな曲を聴いて、あなたの中で、そんな思いを膨らませてみてください。1日10分でも15分でも練習すれば確実に上達速度は上がります。
まとめ
最後に、ピアノ上達のコツをまとめましょう。
- 弾けない理由を知る
- 弾けない箇所をひたすら練習する
- 弾けるようになったら…と未来を思い描く
とても単純ですが、大切なのはこの3つだけです。
ピアノの練習がちょっと苦痛に感じたら、ピアノを「習ってよかった」「続けてよかった」と思う10のことも参考にしてみてくださいね。
憧れのピアノが、わずか30日で弾ける!
そんな動画講座のご紹介です
現役ピアノ講師が企画・執筆・制作に携わった初心者のためのピアノ教材。 初心者でも楽しくドレミから学べる内容になっています。これまで楽譜も読めず、楽器を触ったことの無い方でも簡単に理解できるような内容になっています。
憧れのピアノが弾けるようになりました!
ずっとピアノを弾きたいと思っていました。特にソロピアノに憧れていて、みんなが知っているような曲をピアノで弾けたらどんなにかっこいいかと思い続けていました。しかし、教室に通っても短時間のレッスンだと上達する自信がありませんでした。 30日でマスターするピアノ講座は、ピアノを弾くために必要な知識もビデオで学べますし、自分が弾けるようになりたいと思っている曲を先生が弾いてくれるので、その指使いをそのまま真似をして反復練習。 楽譜が読めない私にとっては一番良い練習方法だと思いました。悩むことはなくただ先生の指を真似して同じ音を出すのだと集中して練習に励めるので、30日でピアノが弾けるということも納得です。
- ベートーヴェン作曲「第九 歓びの歌」
- ホルスト作曲「組曲惑星より ジュピター」
- ショパン作曲『別れの曲』(「練習曲」作品10の3番より)
- 伊勢正三作曲『なごり雪』
- ドヴォルザーク作曲『遠き山に日は落ちて』(交響曲第9番第2楽章より)
- 谷村新司作曲『いい日旅立ち』
- トルコ行進曲(モーツァルト)
- 結婚行進曲(ワーグナー)
- ガヴォット(ゴセック)
- クシコスポスト(ネッケ)
- メヌエット(ベートーヴェン)
- 主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
- アヴェ・マリア(カッチーニ)
\ 今だけ!嬉しい期間限定特典付き! /
こんなにたくさんの曲を簡単楽譜と動画を見ながら練習できる!